河内風穴における探検・調査は1988, 1989年に大きな契機を迎える。
大阪教育大ケイビングクラブのD支洞の突破、大阪・東京の探検部などの有志によって、その奥の巨大な空間や、多彩な二次生成物、地下水脈などが次々と発見された。
後に「ひみず会」による測量調査によって総延長が3,323mの国内有数規模の洞窟となった。(実際は計算ミスがあり、4,140mだった。)
しかし、まだ未調査の支洞が多く残されたまま、河内風穴の調査活動は途絶えることとなる。
2000年、河内風穴調査合宿が組まれ、当東京スペレオクラブも参加。
2001年、当クラブが再調査に名乗りを上げて、調査プロジェクトを立ち上げた。
当時のプロジェクトリーダー本田氏が、多賀大社の祭神である伊邪那岐命(いざなぎ)から『イザナギプロジェクト』という名称を提案。
最初に測量調査に着手した新最奥部にある2つのホールは、イザナギホームとイザナミホールと命名した。
これまでの調査結果、総延長9,845m、高低差88m(2010年11月)となった。またイザナギプロジェクトは、測量調査の教育の場でもあり、ここで測量技術を身につけた者は多い。
場所をグーグルマップにて示しました。
ベンチマークの設置、新最奥部の測量
洞内環境保全(希少な鍾乳石などがある範囲にトラロープを設置)
第二水流での潜水(試験的)、「蜂の巣」の測量着手
当クラブ後藤聡氏による活動風景、洞内撮影
※動画が日本洞窟学会 多賀大会(2005年)に公開された。
日本洞窟学会 多賀大会にて調査結果を発表、総延長が6,800mになったことを報告
観察会(「多賀の自然と文化の館」主催)に協力・スタッフ参加
初めて「イザナギプロジェクト」主催にて観察会を実施
アーティストチーム「VINZ」制作のDVD「神秘の洞窟 河内の風穴」の撮影にイザナギプロジェクトとして協力
※DVD内にてプロジェクトの活動風景が紹介された。
工事中