第13回国際洞窟学会議

Speleo Brazil 2001 参加記


7月25日
 深夜1時半頃に激しい雷雨の音で目が覚める。朝までにもう一度朝7時半前に雨の音で目が覚める。ここに来てからといぅもの毎日雨が降る。
 朝やはり7時半に鳥の声で起き、朝食を食べる。9時45分に出発し。昨日と同じ駐車場から5分程でCato洞に着く。洞口のすぐ下から水が排出されていて、滝を作っている。洞口は小さく、入って少し降りると水流に出る。水流を少し溯ると観光中の子供の一群に出会う。

観光はここまでで、先へ行くには岩を登り狭い場所を技ける。その先ですぐに水面近くまで降りしばらく進む。水路が左に90度向きを変え小さな滝が連続する所からは濡れずに行くのが難しくなり諦めて入水するが、ガイドのブラジリアン・ケイバーには、諦めずに必死に岩を伝っている人もいた。最後はサイフォンで終わっている。同じ道を帰るのかと思いうんざりしていると、普段着で入って来た観光客がやって来た。実は別の入口があり、そちらから出られるようだ。

この上層にあたる部分は幅が10m以上あり広く、快適に歩ける。あっと言う間に洞口が見えて来たので、写真を何枚か撮るが、フラッシュバルブの調子が悪く何コマか無駄にする。洞口ホールは30m四方程で、それなりの大きさであった。洞口から数分斜面沿いの道を降りると入洞した洞口に出る。その下の滝では先に出洞した人々がつなぎを洗っていたので、とりあえず私も洗おうと水に飛び込む。水はあまり冷たくないけれど、やはり季節は冬。水からあがり、駐車場で昼食を食べていると肌寒い。まあ、Tシャツにオーバースーツと軽装なので当然であるが、洞内の方が暖かく適切な衣服であるので仕方ない。

昼食といっても15時近くになっており、午後に入る予定であった20mの深さの縦穴には時間がなく行かないことになり、横穴のAlambari branca caveへ行く。車で少し戻り、徒歩30分程ハイキングする。やや登ると100mぐらいの広さのポリエ(全景は見えない)の縁りに出て、中ヘ下る。平坦な所を少し歩いて川を渡り、再び登ると洞口がある。洞口は20m×20mぐらいで大きくはない。洞口からは中へ向かって下り傾斜で降りている。
洞口からは、しばらく広く平坦な通路が続くが、途中何段かステップ状に降りていく。最後は水の溜まったホールになる。水深は1m前後で胸まで水につかる。

水底も平らで歩きやすく、流れもほとんど感じられない。水面から天井までも50cmはある。この水路を100m程歩くと落磐に先を塞がれたが左手の隙間を登るとすぐに洞外に出る。この穴は一つの山を横切るもので、ポリエの水を排水しているもののようだ。ただし、盛んな水の流れは、この洞よりやや下方にあるようで、洞窟を出てやや行った所から盛んに流出していた。 車に戻る頃にはすっかり暗くなっていて雷も鳴り出していて宿に戻る車の中ではひどい雨に降られた。タ食前にアーサーにデジカメで撮った写真を見せてもらうが、洞窟以外の写真が多くなかなか良い。タ食後は、皆疲れたのか、すぐに消えていった。私は11時頃までガイドのピーター、アレキサンドラ、アナとビールを飲んでから寝た。
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